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アールテクニカ地下ガレージ

アールテクニカ株式会社の製品開発・研究開発・日々の活動です

iOS10の端末サポートまとめ

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ハダ


日本時間06/14(現地06/13)にアップルのイベント”WWDC2016”が開催されました。
毎回“WWDC”の初日の基調講演はリアルタイムで配信され注目を集めています。

今回の基調講演では全体概要としては以下の4点が発表されました。

  • iOS10
  • OSX後継の macOS (macOS Sierra)
  • watchOS 3
  • AppleTV用の tvOS

iPhone7に関係する発表が一番期待されていましたが、今回はおあずけのようです。
Apple的にはどれも重要なのかもしれませんが、開発者とユーザーからすると iOS10 と macOS Sierra を中心に注目されているようです。
新機能の解説などの記事は色々なところで書かれているようなので今回は横に置いておいて、iOS10 からメジャーバージョンアップ対象から外されてしまった端末(iPhone4S/iPad2/iPad mini)について注目したいと思います。

iOSのサポート

iOS端末の発売日と初期OSと最終サポートOSについて表にまとめたのでご覧ください。

端末 発売日 初期OS 最終OS
iPhone 2007/06/29 iOS1.0 iOS3.1.3
iPhone 3G 2008/07/11 iOS2.0 iOS4.2.0
iPhone 3GS 2009/06/19 iOS3.0 iOS6.16
iPhone 4 2010/06/24 iOS4 iOS7.1.2
iPhone 4S 2011/10/14 iOS5 iOS9.3.2
iPhone 5 2012/09/21 iOS6 最新バージョン
iPhone 5S 2013/09/20 iOS7 最新バージョン
iPhone 6 2014/09/19 iOS8 最新バージョン
iPhone 6S 2015/09/25 iOS9 最新バージョン
iPhone SE 2016/03/31 iOS9.3 最新バージョン
端末 発売日 初期OS 最終OS
iPad 2010/05/28 iOS3.2 iOS5.1.1
iPad 2 2011/04/28 iOS4.3 iOS9.3.2
iPad 3 2012/03/16 iOS5.1 最新バージョン
iPad 4 2012/11/02 iOS6.0 最新バージョン
iPad Air 2013/11/01 iOS7.0 最新バージョン
iPad Air2 2014/10/24 iOS8.1 最新バージョン
iPad Pro 12.9 2015/11/11 iOS9.1 最新バージョン
iPad Pro 9.7 2016/03/31 iOS9.3.1 最新バージョン
端末 発売日 初期OS 最終OS
iPad mini 2012/11/02 iOS6.0 iOS9.3.2
iPad mini 2 2013/11/12 iOS7.0 最新バージョン
iPad mini 3 2014/10/22 iOS8.1 最新バージョン
iPad mini 4 2015/09/09 iOS9.0 最新バージョン

※発売日については震災による実発売日を表記したり、時差の部分でズレがあるのでご了承ください。
※iOS9.3.2となっていますがiOS9系の最新バージョンがリリースされたら更新される可能性があります。

iOS10によるバージョンアップ終了

秋には一般リリースされるであろう iOS10 を持って、メジャーバージョンアップから取り残されるのは、
iPhone4S/iPad2/iPad mini の3機種となります。いずれもiOS端末が大幅に普及した初期の端末です。
発売日を基にすると、iPhone4S(2011/10)・iPad2(2011/04)・iPad mini(2012/11)でiOS10のリリース時期を基準にすると4〜5年。
iOS9のマイナーバージョンアップはしばらく続くので、それほど不自由は感じないと思いますが、ついにこの辺りも取り残されるのだといった感慨はあります。
このペースでメジャーバージョンアップから外れるのであれば、来年はiPhone5/iPad3/iPad4が対象になりそうです。もしかしたら、2013年リリースの端末も含まれてしまうのでしょうか?

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App Store - Support - Apple Developer
Appleが公表しているデバイスで使用されているOSの割合は、iOS9が84%とiOS8が11%でそれ以前が5%。

OS一覧(iOS) | スペック検索とシェア率が役立つ国内スマホ・タブレット機種情報サイト
日本国内のデータでもAppleの公表データとそれほど差はありません。
上記2件ともに、iPhone/iPadなどで分けられたデータは見つかりませんでした。


iPhone4S に関しては5年経過しているので、日本では機種変更をしている人が大半で影響は少なそうに思いますが、iPad系では機種変更というものがないのでそのまま使い続けている人が一定数存在してそうです。
この辺りのタブレット系ユーザーに対して、将来的にサポートを続けていくのかは悩ましいところです。

まとめ

最初期のモデルは既に切り捨てられましたが、今回のiOS10での切り捨て方から将来的にも毎年切り捨てられていくような流れを感じました。とはいえ、ハード的な進化が少し鈍化しているような感じもするので、どこかで切り捨てが無い時期もあるのかもしれません。

開発者としては対象を端末毎に制限する事ができず、選択できるのは対象OSの選択とiPhone/iPadの選択だけです。アプリが十分なパフォーマンスを発揮できるかどうかは端末の処理能力に依存する部分が大きいので、可能であれば対象端末の指定もしたいと感じる事があります。そこで今回の切り捨て方を逆に考えると、iOS10以降のみ対応にするとiPhone4S/iPad2/iPad mini以前の機種を切り捨てられるので、スペックに余裕ができるようにも考えられます。

この記事がアプリ開発者のターゲット選考の一助のなれば幸いです。

Author

ハダ

iOS/Android/Windows/Macなど各プラットフォームを手がけています。
前職は家庭用ゲームのプログラマでしたが、最近はスマホとPCでばかりゲームしています。

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